市内の材料で作る、手作り「熟成ぼかし」

当店は、駒ケ根の皆様の暮らしを支える金物屋です。

包丁を研いだり、合鍵を作ったり、便利な道具をお届けするのが当店の仕事です。

でも実は、もう一つ。
当店が静かに作り続けているものがあります。
それが、この手作りの「ぼかし」です。

地域の物を、絶やさないために。

正直に言うと、このぼかし、もともとは当店が作っていたわけではありませんでした。

市内で、長年ぼかしを作り続けてこられた方がいたのですが、ご家庭の事情で作ることが難しくなってしまったのです。

「もしよければ、引き継いではくれないか」。そうお話をいただいた時、当店は「やらせてください」と即答しました。

「これ良いわ！」と言って下さる方がいる限り、無くすわけにはいかない。
その想いだけで、作り方を学び、今日まで大切に作り続けています。

駒ケ根の恵みを、駒ケ根の土へ。

当店のぼかしの主原料は、とてもシンプル。市内で仕入れた、新鮮な米ぬかともみ殻です。

地域の恵みを、地域の土に還していく。私たちは、そんな繋がりも大切にしたいと考えています。

その地元産の原料に、ぼかしの菌を混ぜ合わせ、手作業で丁寧に混ぜ込んでいきます。

そして、ここからが一番大事な工程。
このぼかしを、最低でも一年間、じっくりと時間をかけて発酵させます。

すぐに商品にはできませんが、この長い熟成期間が、野菜を芯から元気にする、深く、豊かな土壌を作る源になると、私たちは信じています。

お客様に教わった、効果的な使い方

私たちは「作るプロ」ではありますが、正直、「使うプロ」ではありませんでした。
このぼかしの本当の力を教えてくれたのは、いつも使ってくださる常連のお客様たちだったのです。

お客様に教わった、主な使い方は2つ。

• ① 畑の土に直接混ぜ込む
  「土がふかふかになって、野菜の育ちが全然違うよ」と、多くの方が教えてくれます。
• ② 自家製堆肥の材料にする
  生ごみなどを集めた場所に、このぼかしを振りかけておくと、素晴らしい堆肥に生まれ変わる、と教えていただきました。庭や畑の資源を循環させる、素晴らしい知恵ですね。

実績：なぜか、野菜が元気に育ちます。

私の家の家庭菜園でも、嫁さんがこのぼかしを使ってくれています。
土に種をまいて、水をやるだけ。そんな「かなり適当な家庭菜園」でも、毎年しっかり美味しい野菜が実るのは、このぼかしのおかげだと思っています。

有難いことに、この効果を実感してくださるリピーターの方が多く、中には一度に10個、20個とまとめて買っていかれる方もいらっしゃいます。これが、私たちの何よりの自信であり、このぼかしの価値の証明です。

商品情報

• 商品名: ぼかし
• 容量・価格: 600g / 220円（税込）

駒ケ根の土で、元気に、美味しい野菜を育ててみませんか？
ご興味のある方は、ぜひ店頭で「ぼかし、ありますか？」と声をかけてくださいね。

当店のぼかしは堆肥化促進剤として販売しています。
その他の効果は一切ありません。