3Dプリンターで治具を自作!アスパラ収穫機の円盤刃を研ぐ!

信州の春、アスパラガスの収穫シーズンが近づくと、当店のには少し特殊な刃物が持ち込まれます。
それは、アスパラ収穫?選別機?に使用される円形の刃(円盤刃)です。

今回ご依頼いただいたのは、「前回研いでもらったら、よく切れた!」と再度足を運んでくださったリピーターの農家様。
前回研いでから反応がなかったのでちょっと心配でしたが、プロの現場で結果を出せたことは、何よりの喜びです。
↓こんな感じの刃です。

パラパラアスパラ刃

1. 「3Dプリンター」の活用

この円盤刃、実はメンテナンスが非常に難しい道具です。
一般的な研ぎ機では固定ができません、「芯(センター)」を出さないと、機械にセットした際にブレが生じてしまいます。

そこで当店が導入したのが、3Dプリンターによる専用治具です。
既製品がないのなら、その刃に完璧にフィットする土台を自分で作る。
デジタル技術でできる限りの精度を出し、刃の揺れを最小限に抑えることで、手研ぎでは不可能な安定した刃付けを実現しました。
それでも完璧に芯を捉えれているかと言われれば…
もっと3Dプリンターとblenderを使いこなせるようにならねば…!

2. 「あえて荒く」が、アスパラには効く?

研ぎの世界ではキラキラ「鏡面仕上げ」が良しとされることもありますが、農業の現場は別だと思います。
アスパラガスの繊維は意外と強く、ツルツルの刃だと滑ってしまうことがあります。

そこで前回同様は、あえて刃先を荒く残す仕上げを施しました。
微細なノコギリ状の刃が繊維にグイッと食い込み、軽い力でスパッと切れる。
この「食い込みの良さ」が、長時間の収穫作業での作業効率を改善します!
…改善してくれるはず。

3. 「厚み」を持たせて、過酷な現場を耐え抜く

もう一つのこだわりは、刃の角度です。
鋭く薄く研げば切れ味は増しますが、土や小石に触れることもある現場ではすぐに刃こぼれしてしまいます。
前回同様、刃先に「厚み」を持たせることで、耐久性をアップさせました。
一度の研ぎで、より長く、より多くの収穫を支える「タフな刃」に仕上がっています。

「機械の部品だから」と諦めて、切れ味の落ちた刃を使い続けていませんか?
農機具の刃を整えることは、作物の品質を守り、皆さんの体を守ることにも繋がります。

できる限りの範囲でアイデアを捻りだして研がせていただきます!
特殊な形状の刃物も、「これ研げるのかな?」と疑問に思ったら当店へお持ち込みください。

なぜ既製品の研ぎ機を使わずに治具を自作するのですか?

特殊な農機具の刃は、メーカーや型番によって形状が千差万別だからです。
既製品にピタッとハマればそれでOKですが、大半のものはまず無理です入りません…だから作ります。

他の農機具の刃も、専用治具を作って研げますか?

はい、可能です。でも本音を言うとblender作業が苦手なのでやりたくないです…
ですが、お持ちいただければ形状を確認させていただいた上で、最適な固定方法を検討して研ぎます。
固定せず通常通り(包丁みたいに)研ぐ場合もあります。

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